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玄箱PRO Debian squeeze の電源管理で調べ物

玄箱PRO の調べ物


玄箱PRO のDebian 化をしてからshutdown コマンドが使いにくくなった。

(Debian 化の詳細は過去のブログ[玄箱PRO にDebian squeeze(6系)をtftpboot コマンドよりインストールしてみた。]
をどうぞ。)


調べてみると、デーモンというかコマンドというか、
玄箱専用の管理ソフトウェア、kuroevtdが要るとか???

そこでまず、Debian のレポジトリに玄箱用のなにかが登録されているか調べて見た。
root@debian:~# apt-cache search kuro
avr-evtd - AVR watchdog daemon for Linkstation/Kuroboxes
micro-evtd - Daemon for Linkstation/Kuro micro controller


avr-evtd - AVRmicro-evtd という物がレポジトリに準備されている。

これもそろぞれ調べて見ると、
avr-evtd - AVR (Linkstation・玄箱用 AVR 監視デーモン)
http://packages.debian.org/sid/misc/avr-evtd
avr-evtd は Linkstation AVR マイクロコントローラへのシンプルで小さなユーザ空間インターフェースです。特別な機能がたくさんあるわけではありませんが、主な役割としては Linkstation オンボードの AVR デバイスに対する '継続的な' メッセージを提供することです。

このデバイスはファン、各種 LED、指定時刻での電源オン、2 つのボタンを制御・監視します。このデーモンはこのデバイスに必要な初期化を行い、また、さまざまな障害の状況に応じて LED を点灯させます。さらに、電源ボタン (前面) とリセットボタン (背面) を監視します。


micro-evtd (Linkstation/Kuro マイクロコントローラーデーモン)
http://packages.debian.org/squeeze/micro-evtd
マイクロ イベントデーモン は、ARM シリーズ NAS デバイスに取り付けられている、Linkstation/KURO マイクロ コント ローラーは、シンプルで小型のユーザー スペース インターフェイスです。マイクロ イベントデーモン は、モニターのファン、さまざまな Led、システムの温度、2 つのボタンの制御になります。


結局のところ、どちらが現状必要なのか?
よく分からないので、上記の情報から情報を推測すると、
avr-evtd - AVR (Linkstation・玄箱用 AVR 監視デーモン)の方のジャンルは、アドレスから見る限り、
miscとあり、これを辞書で調べれば、
miscellaneous: 種々雑多ないろいろの多方面にわたる
もしくは
miscellany: 寄せ集めや、ごった混ぜ
と言った意味合いで、玄箱PRO に繋がった1つのAVRパーツとして色々操作したい時に用いる雰囲気

対する
micro-evtd (Linkstation/Kuro マイクロコントローラーデーモン)は、
どうもBIOSでいう電源管理の振る舞いとして使いたいのではないかと推測。
またアドレスに含まれる言葉もsqueeze とあり、
こちらから考えると、Debian 標準で管理しようと考えている様にも伺える。


でもまった!
何か色々調べていると分かった・・・・・・・・・・・・・・・・・・
玄箱PRO のDebian squeeze って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
shutdown コマンドでなくて、halt コマンドシャットダウンできるんですね^^;

ただしshutdown もhalt もスーパーユーザーのコマンドなので、
スーパーユーザーとして実行しなければコマンドが存在しないと言われてしまいます。


- - - - -    - - - - -    - - - - -
調べたのは何だったのかは、さて置いて、とりあえず何かLinkstation/玄箱 特有の
ハード依存について調べたとして、メモを残しておきます。

また、Debian のパッケージをオンラインで調べる場合は、
このページから調べられるんですね!
http://www.debian.org/distrib/packages#search_contents

ちなみにmicro-evtd
http://packages.debian.org/search?keywords=micro-evtd
の様な感じでした。


以上メモでした。

拍手[1回]

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玄箱PRO にDebian squeeze(6系)をtftpboot コマンドよりインストールしてみた。

玄箱PRO の調べ物

玄箱PRO にDebian をインストールするのは今となってはよくある話なのだが、
私はなんとなU-BOOT を少し前のブログで調べた結果、
U-BOOT を使えばWget や共有フォルダを使わなくても、
玄箱PRO のNANDブートエリアの初期化手段と同様のTFTPプロトコルによる
ファイルのメモリ展開で、インストールが可能なのが分かった。

①下調べ
U-BOOT を調べてみた過去のブログ記事は[玄箱 (KUROBOX-PRO) のU-BOOT の仕組みを調べてみた]を。
玄箱PROのTFTPboot コマンドによる初期化の手順は[玄箱 PRO(KUROBOX-PRO)のtftpboot による初期化]を。
追伸:
ハードディスクのパーティションの区切り方が、私の場合はインストーラー任せでは、
パフォーマンスに影響が出る区切り方、具体的にはシリンダ単位での計算で、
シリンダを共有する形でパーティションを区切ってしまったので、
パーティションをまたがない様に、手動でパーティションだけは区切り、
フォーマットはインストーラーに任せる方法を取った、
またまた長いですが参考は[fdisk コマンドのdoes not end on cylinder boundary. って何なの?] を。

かなり具体的で細かく自分で見直せるように書いているので、独り言も含め長いです^^;
その辺は私の何時ものブログなので勘弁してください><;

②環境に適合したDebian インストーラーイメージのダウンロード
TFTPboot によるDebian squeeze のインストールファイルは、
config-debian 27-Mar-2012 15:59 1.5K
initrd.buffalo 22-Jan-2012 21:38 3.9M
uImage.buffalo 22-Jan-2012 21:38 1.3M
と今回している。

主に手動で色々操作してU-BOOT のsetenv をセットするなら、
config-debian のスクリプトは必要ないのは、私のブログ、
[玄箱PRO(KUROBOX-PRO)の tftpboot による初期化]にも説明があったと思う。

具体的に、これらのダウンロード元は、本家USや
http://http.us.debian.org/debian/dists/squeeze/main/installer-armel/current/images/orion5x/network-console/buffalo/kuroboxpro/
や、ミラーサイト
http://ftp.ne.jp/000/Linux/packages/Debian/debian/dists/squeeze/main/installer-armel/current/images/orion5x/network-console/buffalo/kuroboxpro/
などである。


③TFTPサーバーにダウンロードしたファイルをセットしておく
では、tftpboot によるDebian squeeze の初期化は、基本的に
これまた何度も出てくるが[玄箱 PRO(KUROBOX-PRO)のtftpboot による初期化]の初期化ファイルとと、
同様にinitrd.buffalouImage.buffalo を tftpサーバの公開フォルダに入れておく。

後はU-BOOT の設定、つまり玄箱PRO のNORフラッシュの設定を書き換えて、
U-BOOT 上から実行するか、reset 命令で設定後に再起動するだけなのである。


④U-BOOT の設定を変更
その設定とは、以下なのだが、少々問題がある。
問題のある環境変数>>-- -- -- -- -- -- -- ---- -- -- -- -- -- -- ---- -- -- -- --
setenv bootargs_root 'root=/dev/sda1 rw panic=5'
setenv bootargs $(bootargs_base) $(bootargs_root) $(buffalo_ver)
setenv bootcmd 'ide reset; ext2load ide 0:1 $(default_kernel_addr) /$(kernel); ext2load ide 0:1 $(default_initrd_addr) /$(initrd); setenv bootargs $(bootargs_base); bootm $(default_kernel_addr) $(default_initrd_addr)'
setenv nand_boot no
saveenv

-- -- -- -- -- -- -- ---- -- -- -- -- -- -- ---- -- -- -- --<<
実は上記だと、
setenv bootcmd 'ide reset; ext2load ide 0:1 $(default_kernel_addr) /$(kernel); ext2load ide 0:1 $(default_initrd_addr) /$(initrd); setenv bootargs $(bootargs_base); bootm $(default_kernel_addr) $(default_initrd_addr)'
は引数が長すぎて受け付けないという落ちがある・・・ 
setenv コマンドは、最大は16ブロックまでらしい。

なので、新たに適当な環境変数を作り分割した修正をしてみる。
分割して修正した環境変数>>-- -- -- -- -- -- -- ---- -- -- -- -- -- -- ---- -- -- -- --
setenv bootargs_root 'root=/dev/sda1 rw panic=5'
setenv bootargs $(bootargs_base) $(bootargs_root) $(buffalo_ver)
setenv ext2_load_kernel ext2load ide 0:1 $(default_kernel_addr) /$(kernel)
setenv ext2_load_initrd ext2load ide 0:1 $(default_initrd_addr) /$(initrd)

setenv bootcmd 'ide reset; $(ext2_load_kernel); $(ext2_load_initrd); setenv bootargs $(bootargs_base); bootm $(default_kernel_addr) $(default_initrd_addr)'
setenv nand_boot no
saveenv

-- -- -- -- -- -- -- ---- -- -- -- -- -- -- ---- -- -- -- --<<
上記の部分が新たに環境変数として分割した部分と、その環境変数を埋め込んで短くした物。


⑤インストーラーの起動
つまり、U-BOOT を立ち上げ、またまた何度も述べてしまうが、前のブログ玄箱 PRO(KUROBOX-PRO)のtftpboot による初期化]で初期化の方法を知ったら、
同様な条件を作り出して、分割して修正した環境変数を入力 するかWindows のハイパーターミナルなら
ホストに貼り付けをするだけで済む。

その後は、またまたまた何度も述べるが、前のブログ玄箱PRO(KUROBOX-PRO)の tftpboot による初期化]にある様に
config-debianの シェルスクリプトを
手動で環境変数化と解析すると、結果的に以下
U-BOOTで手動で行う場合の実行コマンド>>-- -- -- -- -- -- -- ---- -- -- -- -- -- -- ---- -- -- -- --
tftpboot 0x00100000 uImage.buffalo

tftpboot 0x02000000 initrd.buffalo

bootm 0x00100000 0x02000000

-- -- -- -- -- -- -- ---- -- -- -- -- -- -- ---- -- -- -- --<<
を実行しているだけである。
ただし、Windows (XP)標準のハイパーターミナルでのホストに貼り付けでは、連続実行は出来ないので、1行づつ実行して下さい

つまり、玄箱PRO のNORフラッシュから起動し、U-BOOT を立ち上げ、
分割して修正した環境変数 を打ち込んだついで に、
U-BOOTで手動で行う場合の実行コマンド を入力するかWindows のハイパーターミナルなら
ホストに貼り付けをすると、EABI ARM 用のDebian インストーラーが実行ができてしまうのである。

もしくは、正常に環境変数が動いているのならば、
reset コマンドで玄箱PRO を再起動してもEABI ARM 用のDebian インストーラーが始まるはずだ!?


因みに元のNANDブートに戻し保存するには
※----------
setenv bootargs_root root=/dev/mtdblock2 rw panic=5
setenv bootargs $(bootargs_base) $(bootargs_root) $(buffalo_ver)
setenv bootcmd 'nboot $(default_kernel_addr) 0 $(nand_uImage_offset) ;setenv bootargs $(bootargs_base) $(bootargs_root) $(buffalo_ver); bootm $(default_kernel_addr)'
setenv nand_boot yes
saveenv

--------- これで戻ります。


以上で基本的な内容は終わりです。

また余談ですが、Tera Term などのターミナルソフトを使った方が、文字化けは少ないと思えた。
都合によっては他のターミナルソフトの方が良い場合もあるので、他のソフトを使うことも良いと思える。
状況に分けて使うと良い。

途中でターミナルソフトを終了して他のターミナルソフトに切り替えることも出来るが、
その時にしっかりCOMポートを開放していないと、他のターミナルソフトから使えない。
その点だけを気をつければ、何時でも好きな他のターミナルソフトから接続することが可能だった。


では以下はインストーラーが動き出してからの経緯を一応、少しの解説と共に載せておきます。

⑥インストーラーの起動と経緯
<<Debian squeeze インストーラーの起動!>>
 

<<stop_sound>>
## Booting image at 00100000 ...
Image Name: Debian kernel
Created: 2012-01-22 21:38:15 UTC
Image Type: ARM Linux Kernel Image (uncompressed)
Data Size: 1315840 Bytes = 1.3 MB
Load Address: 00008000
Entry Point: 00008000
Verifying Checksum ... OK
OK
## Loading Ramdisk Image at 02000000 ...
Image Name: debian-installer ramdisk
Created: 2012-01-22 21:38:15 UTC
Image Type: ARM Linux RAMDisk Image (gzip compressed)
Data Size: 4076444 Bytes = 3.9 MB
Load Address: 02000000
Entry Point: 02000000
Verifying Checksum ... OK

Starting kernel ...

arg:console=ttyS0,115200 root=/dev/mtdblock2 rw panic=5 BOOTVER=1.091
Uncompressing Linux... done, booting the kernel.
・・・
   (略)
       ・・・
Starting system log daemon: syslogd, klogd.
mount: mounting /dev/mtdblock2 on /tmp/oldsys-preseed/rootfs failed: Input/outpu
t error
umount: can't umount /tmp/oldsys-preseed/rootfs: Invalid argument
※~~~ 静まり返っ た様に沈黙を続けるが8~9分くらい待つ ~~~※

 

 

 


ターミナルソフトによっては
⊂^v^;⊃空欄が出来るのは仕様ですw

・・・
   (略)
       ・・・

 

 


/usr/sbin/micro_evtd.command: line 57: disown: not found
774
(何か無いとか言ってくるが、このままで良い様だ!)

 

余りにも空欄がひどいので・・・・やっぱり・・・
・・・
   (略)
       ・・・


------------------------------- とりあえず一番初めのメニュー から -------------------------------------------
この画面はSSHを用いた接続の場合の話です、
コンソールのまま行うので特にメモなどはしませんでした。
<Continue>をして進めます。(エンターキー)


lqqqqqqqqqqqu [!!] Continue installation remotely using SSH tqqqqqqqqqqqk
x x
x Start SSH x
x To continue the installation, please use an SSH client to connect to x
x the IP address 192.168.123.22 and log in as the "installer" user. For x
x example: x
x x
x ssh installer@192.168.○.× x
x x
x The fingerprint of this SSH server's host key is: x
x 0?:e?:1?:c?:2?:3?:7?:b?:c?:4?:b?:f?:e?:2?:8?:a? x
x x
x Please check this carefully against the fingerprint reported by your x
x SSH client. x
x x
x <Continue> x
x x
mqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqj

 

-(うまく行ったケースです、ダメなら読み飛ばしてxxxxxメ ニューxxxxxから見てもらっても良いと思う)--
ミラーサイトで日本を選んでみた

[!] Choose a mirror of the Debian archive
k x
x The goal is to find a mirror of the Debian archive that is close to
x you on the network -- be aware that nearby countries, or even your
x own, may not be the best choice.
x
x Debian archive mirror country:
x
x Hong Kong
x Hungary
x Iceland
x Ireland
x taly
x Japan
x Kazakhstan
x Korea, Republic of
x Latvia
x x
x <Go Back>

-(ダメだったケース、読み飛ばしてxxxxxメニューxxxxxから見てもらっても良いと思 う)---------------------------
具体的な日本のFTPのミラーを適当に指定

[!] Choose a mirror of the Debian archive
k x
x Please select a Debian archive mirror. You should use a mirror in
x your country or region if you do not know which mirror has the best
x Internet connection to you.
x
x Usually, ftp.<your country code>.debian.org is a good choice.
x
x Debian archive mirror:
x
x ftp.jp.debian.org
x x ftp.nara.wide.ad.jp
x ftp2.jp.debian.org
x dennou-k.gfd-dennou.org
x dennou-q.gfd-dennou.org
x dennou-h.gfd-dennou.org
x cdn.debian.net
x
x <Go Back>
-----------------------------------
適当なFTPサーバを選ぶ

[!] Choose a mirror of the Debian archive
x
x If you need to use a HTTP proxy to access the outside world, enter
x the proxy information here. Otherwise, leave this blank
x
x The proxy information should be given in the standard form of
x "http://[[user][:pass]@]host[:port]/".
x
x HTTP proxy information (blank for none):
x
x ___________________________________________________________________ x
x
x <Go Back> <Continue>

xxxxxx※色々やってダメな場合※は、<Go Back>を繰り返して ウィザードからの質問度合いを変えるxxxxxxx
なぜか、Choose a mirror of the Debian archiveee で引っかかり、アップデートというか、
ダウンロードのサイト(apt リポジトリ http://www.debian.or.jp/using/mirror.html) の
指定がうまくいかなかった場合は、<Go Back> を繰り返して、
「Debian installer main menu」メニューの中の
「Configure the network」を再び実行したり、繰り返してもうまくいく場合もある?

この辺はうまくいかないときは、項目をやり直したり質問を変えて詳細に尋ねてくるウィザードの設定にしてみるには、
「Change debconf priority」 という項目を選び、
その中で一番上の選択肢が以下の様にあるが、
critical
high
medium
low
「critical」として、詳しく色々質問してくるモードを選びなおし、再び開始したりしてみた。
するとうまくいく場合もあった。
実際は、何が原因で止まってしまっているか分からない場合があるが、
何度か繰り返していると、同様な設定なのにうまく行ってしまったこともある。
FTPサーバに繋がらない状況などで変化した可能性もある。

 

[!] Debian installer main menu
x
x Choose the next step in the install process:
x
x Detect network hardware
x Configure the network
x Choose a mirror of the Debian archiveee
x Download installer components
x Change debconf priority
x Save debug logs
x Execute a shell
x Abort the installation

xxxxxxxx--------------------------------------------------------------------------xxxxxxxx
設定を「critical」に変えると、こんな感じに滅茶苦茶色々聞いてくる。
普通にインストールしてもパッケージに何を選ぶか聞いてくる場合と聞いてこない場合があったのは、
なぜか未だに分からないが、聞いてこない場合は最小限のパッケージだと考えてもいいのだと・・は・・思う・・・
足らないものは、後からdebian のパッケージ管理コマンドでインストール(追伸:して設定)すればいいだけの話だ。
(追伸:また、squeeze の日本語化について、公式的なやり方はこちら

 

 

[!!] Debian installer main menu
x
x Choose the next step in the install process:
x
x Choose language
x Detect network hardware
x Configure the network
x Choose a mirror of the Debian archive
x Download installer components
x Set up users and passwords
x Configure the clock
x Detect disks
x Partition disks
x Install the base system
x Configure the package manager
x Select and install software
x Make the system bootable
x Continue without boot loader
x Finish the installation
------------------------------
デフォルトのウィザードの質問量、「high」を選んだ場合、使うランゲージを聞いてくる。
英語以外なので「C」を選ぶ。

[!!] Select a language
k x
x Choose the language to be used for the installation process. The
x selected language will also be the default language for the installed
x system.
x
x Language:
x
x C
x English
x x
x <Go Back>

-------------------------
日本はアジア圏なので、「Asia」を選ぶ。
[!!] Select your location
k x
x The selected location will be used to set your time zone and also for
x example to help select the system locale. Normally this should be the
x country where you live.
x
x Select the continent or region to which your location belongs.
x
x Continent or region:
x
x Africa
x x Antarctica
x Asia
x Atlantic Ocean
x Caribbean
x Central America
x Europe
x
x <Go Back>

<Tab> moves; <Space> selects; <Enter> activates buttons
-------------------------
上下でスクロールして、中から日本である「Japan」を見つけて選ぶ。
[!!] Select your location
k x
x The selected location will be used to set your time zone and also for
x example to help select the system locale. Normally this should be the
x country where you live.
x
x Listed are locations for: Asia. Use the <Go Back> option to select a
x different continent or region if your location is not listed.
x
x Country, territory or area:
x
x Iran, Islamic Repub
x x Iraq lic of
x Israel
x x Japan
x Jordan
x Kazakhstan
x
x <Go Back>

-------------------------
ルートのパスワードを入力する。

[!!] Set up users and passwords
k x
x You need to set a password for 'root', the system administrative
x account. A malicious or unqualified user with root access can have
x disastrous results, so you should take care to choose a root password
x that is not easy to guess. It should not be a word found in
x dictionaries, or a word that could be easily associated with you.
x
x A good password will contain a mixture of letters, numbers and
x punctuation and should be changed at regular intervals.
x
x The root user should not have an empty password. If you leave this
x empty, the root account will be disabled and the system's initial
x user account will be given the power to become root using the "sudo"
x command.
x
x _____________________________________________________________________ x
x
x <Go Back> <Continue>

-------------------------
ルートパスワードを確認の為、再度入力する。

[!!] Set up users and passwords
x
x Please enter the same root password again to verify that you have
x typed it correctly.
x
x Re-enter password to verify:
x
x __________________________________________________________________ x
x
x <Go Back> <Continue>

-------------------------
このOS の管理主をユーザーとして入力する。
(私の場合は適当にフルネームにせず、ユーザーアカウントを入力した。)


[!!] Set up users and passwords
x
x A user account will be created for you to use instead of the root
x account for non-administrative activities.
x
x Please enter the real name of this user. This information will be
x used for instance as default origin for emails sent by this user as
x well as any program which displays or uses the user's real name. Your
x full name is a reasonable choice.
x
x Full name for the new user:
x
x _____________________________________________________________________ x
x
x <Go Back> <Continue>

-----------------------------------
今入れた管理人のアカウントを入力する。
(前回の管理人の名前などが既に入っていると思う)

[!!] Set up users and passwords
x
x Select a username for the new account. Your first name is a
x reasonable choice. The username should start with a lower-case
x letter, which can be followed by any combination of numbers and more
x lower-case letters.
x
x Username for your account:
x
x xxxxxxxxx____________________________________________________________ x
x
x <Go Back> <Continue>

-----------------------------------
今作ったユーザーアカウントのパスワードを入力する。


[!!] Set up users and passwords
x
x A good password will contain a mixture of letters, numbers and
x punctuation and should be changed at regular intervals.
x
x Choose a password for the new user:
x
x _______________________________________________________________ x
x
x <Go Back> <Continue>

-----------------------------------
今入力したユーザーアカウントのパスワードを確認の為、再度入力する。

[!!] Set up users and passwords
x
x Please enter the same user password again to verify you have typed it
x correctly.
x
x Re-enter password to verify:
x
x _____________________________________________________________________ x
x
x <Go Back> <Continue>

-----------------------------------
色々ローディングとかセットアップの進行状況が流れる・・・
(毎度のことだけど、%の値は同じ場所に対しての描画で文字化けしているけど気にせずに)
Loading additional components
k x
x 160%
x x
x Retrievinpartman-auto-lvm
x

-----------------------------------
Partition disks でディスクをどうするか!ここで選ぶ。
私が何度もこのDebian squeeze のインストーラーを試しても、インストール後に、
fdisk -l コマンドで、does not end on cylinder boundary.と言ってきたので、
これを読んでいる人も同様ならば、私の前のブログ、
fdisk コマンドのdoes not end on cylinder boundary. って何なの? 」の様に、
NANDフラッシュのブートより、ハードディスクをfdisk コマンドによってパーティション分けを手動で行い、
このウィザードでは「Manual」を選び、マウントの方法やファイルシステムだけを選択する方法を選ぶと良い。

[!!] Partition disks
k x
x If you choose guided partitioning for an entire disk, you will next
x be asked which disk should be used.
x
x Partitioning method:
x
x Guided - use entire disk
x x Guided - use entire disk and set up LVM
x Guided - use entire disk and set up encrypted LVM
x Manual
x
x <Go Back>

xxxxxxx※ 私の前のブログの方法でパーティションを区切った場合 ※xxxxxxxxxxx
パーティションをNANDフラッシュからブートしてfdisk を使って区切ったと思う、その場合は、
ブートの指定や、マウントする場所、などをここで選ぶ。
ブートの指定はパーティションを区切ったときにも設定できたが、こちらでも行える。
勿論、ファイルシステムもここで選ぶので注意して行うこと。

#1 primary 256.9 MB B
を選び、
x Use as: do not use
x x
x Bootable flag: on
こうなっているだろうから、「Use as」より「Ext2 file system」 を選ぶ。
次に「Mount point」より「/boot - static files of the boot loader」を選ぶ。
x Use as: Ext2 file system
x
x Mount point: /boot
x x Mount options: defaults
x Label: none
x Reserved blocks: 5%
x Typical usage: standard
x Bootable flag: on
するとこうなるので、選択項目から、「one setting up the partition」を選ぶ。


続いて
#2 primary 39.4 GB
を選び、
x Use as: do not use
x
x Bootable flag: off
こうなっているだろうから、「Use as」より「Ext2 file system」 を選ぶ。
しかし、ジャーナリングの機能を使いたい場合には、「Ext3 journaling file system」を選んでも良い。
しかしNANDフラッシュからディスクチェックをする場合に、本当にジャーナリングの意味がるのかを考えると、
ジャーナリングに対応しているかどうか分からないので、私は一応カットした、ジャーナルの機能がついたExt3は
Ext2としてマウントできるらしいが、古いカーネルは対応していないと聞くので、なんとなく私の場合は
「Use as」より「Ext2 file system」を選んだが、好みの選択で選んで下さい。

次に「Mount point」より「/ - the root file system」を選ぶ。
x Use as: Ext2 file system
x x
x Mount point: none
x Mount options: defaults
x Label: none
x Reserved blocks: 5%
x Typical usage: standard
x Bootable flag: off
するとファイルシステムは任意ですが、それ以外はこうなるので、確認後、選択項目から、「one setting up the partition」を選ぶ。


続いて
#5 logical 400.5 MB
を選び、
x Use as: do not use
x
x Bootable flag: off
こうなっているだろうから、「Use as」より「swap area」を選ぶ。
x Use as: swap area
x x
x Bootable flag: off
するとこうなったと思う。確認後、選択項目から、「Done setting up the partition」を選ぶ。
最後に、
[!!] Partition disks 
のメニューが
x SCSI1 (0,0,0) (sda) - 40.0 GB ATA INTEL SSDSA2M040
x > #1 primary 256.9 MB B f ext2 /boot
x > #2 primary 39.4 GB f ext2 /
x > #5 logical 400.5 MB f swap swap
こうなっているのを確認する。

そしてこれでよければ、上下キーより「Finish partitioning and write changes to disk 」を選んで、
x Write the changes to disks?
x
x <Yes> <No> 
次の画面では、上記の様に書き込んでよいか聞いてくるので<Yes>を選ぶとファイルシステムをパーティション上に
設定してOSのインストールも続行される。
-------------------------------
また、もし私の前のブログを用いない場合は、例えばこんな風になります。
空にしてあるディスクが1つしかないので、選択肢も1つしかない為、これを選ぶ。

[!!] Partition disks
k x
x Note that all data on the disk you select will be erased, but not
x before you have confirmed that you really want to make the changes.
x
x Select disk to partition:
x
x SCSI1 (0,0,0) (sda) - 40.0 GB ATA INTEL SSDSA2M040 
x x
x <Go Back>
x

--------------------------------
例えば、 Finish partitioning and write changes to disk を選んで進んでみた!
[!!] Partition disks
k x
x This is an overview of your currently configured partitions and mount
x points. Select a partition to modify its settings (file system, mount
x point, etc.), a free space to create partitions, or a device to
x initialize its partition table.
x
x Configure the Logical Volume Manager
x Configure encrypted volumes
x
x SCSI1 (0,0,0) (sda) - 40.0 GB ATA INTEL SSDSA2M040
x > #1 primary 254.8 MB B f ext2 /boot
x > #2 primary 39.4 GB f ext3 /
x > #5 logical 377.5 MB f swap swap
x
x Undo changes to partitions
x Finish partitioning and write changes to disk
x x
x <Go Back>

----------------------------
これでいいか?と聞いてくる、<No>になっているので、<Yes>を選んでパーティションを区切ってみる。
これは私の前のブログでも聞いてきた確認です。

[!!] Partition disks
x
x If you continue, the changes listed below will be written to the
x disks. Otherwise, you will be able to make further changes manually.
x
x The partition tables of the following devices are changed:
x SCSI1 (0,0,0) (sda)
x
x The following partitions are going to be formatted:
x partition #1 of SCSI1 (0,0,0) (sda) as ext2
x partition #2 of SCSI1 (0,0,0) (sda) as ext3
x partition #5 of SCSI1 (0,0,0) (sda) as swap
x
x Write the changes to disks?
x
x <Yes> <No>

--------------------------
面白いほどWindows 標準のターミナルソフトだと、文字が化けて変だけですが、パーティションやフォーマット処理も、
こんな感じに処理が表示されます。
Partitions formatting
k x
x 330%
x x
x Creating ext3 file system for / in partition #2 of SCSI1 (0,0,0)
x (sda)...

---------------------------
続けてパッケージもインストールしだしてくれました。31%のとき。
Installing the base system
k x
x 31%
x x
x Resolving dependencies ofbase packages...
x

-----------------
こっちは、65%のとき。CUIでも変わっていくのはとても面白い。なんせ玄箱でしかもメモリ上からのブート。
Installing the base system
k x
x  65%
x x
x Configuring man-db...
x

------------------------
ベースシステムのインストール状況でカーネルもインストールしているのがわかる。いろいろしている。
Installing the base system
k x
x  79%
x x
x Installing the kernel - retrieving and installing initramfs-tools...
x

--------------------------
ミラーさいともこの前にスキャンしていたけど、キャプチャしそびれた^^;
aptコマンドでインストールしたい物でも探す準備をしていたみたいです。
Configuring apt
k x
x  16%
x x
x Scanning the mirror...
x
x <Cancel>l>
x

--------------------------
ここに書き込めないほど早く終わってしまうメニューもあれば、ちょくちょく切り替わって出てきたりする
メニューもある。勿論キャプチャーし忘れもあると思う、余りにも長い時間だし。
Select and install software
k x
x 1 0%
x x
x Upgrading software...
x

--------------------------
簡単に言うと、レポート提出に参加するか?みたいな内容だと思う。
ウィークリーどうとかあるので、パケットを送出するのだと思う。
都合が悪い人は<No>を選ぶ、パッケージの出来具合に貢献したければ<Yes>です。

[!] Configuring popularity-contest
x
x The system may anonymously supply the distribution developers with
x statistics about the most used packages on this system. This
x information influences decisions such as which packages should go on
x the first distribution CD.
x
 x If you choose to participate, the automatic submission script will
 x run once every week, sending statistics to the distribution
 x developers. The collected statistics can be viewed on
 x http://popcon.debian.org/.
 x
mx This choice can be later modified by running "dpkg-reconfigure
 x popularity-contest".
x
x Participate in the package usage survey?
x
x <Go Back> <Yes> <No>

---------------------
これこれ! これ毎回ディストリービューションによって迷う私は初心者ですw
やっぱり何がインストールされるか分からないので、出来るだけ何も選ばずに、
ウィザードが終わったら自分でカスタマイズするべきなんでしょう。

たとえばSQL database を選ぶと、PostgreSQL(ぽすとぐれすきゅーえる)がインストールされちゃいます・・・
MySQL がいいんですが・・・・

なので出来るだけ選ばないと、デフォルトで選ばれている、
「Standard system utilities」だけになると思います。

あとX Window 関係だと思う、「Graphical desktop environment」とかもあり、
とても興味がありますが、リモートデスクトップ接続オンリーの画面環境をコマンドのみで構築する方法とか、
やってみたいですが、それも今回の目的ではないので、後回しにしたいと思います。

[!] Software selection
k x
x At the moment, only the core of the system is installed. To tune the
x system to your needs, you can choose to install one or more of the
x following predefined collections of software.
x
x Choose software to install:
k
x  Graphical desktop environment
x [ ] Web server
xx  [ Print server
   ] DNS server
   ] File server
x  ] Mail server
x  ] SQL database
x  ] SSH server
x  [ ] Laptop stem utilities
x
x <Go Back> <Continue>

---------------------------------
ソフトウェアをインストールしだした。
Select and install software
k x
x 1 0%
x x
x Upgrading software...
x

--------------------------------
インストール終わったので、CDとか取るとかしとくといいよって教えてくれている。
PCならBIOSの設定を戻すとかするのだろうけど、インストーラーはU-BOOTの仕組みを使って
玄箱PROのメモリ上にtftpから持ってきたイメージを置いた物だから、
再び参照しなければ、特に再び参照するような環境変数を触ったりしていないので、
そのままでよいかと思う。
<Continue>を選ぶ。


[!!] Finish the installation
x
x Installation complete
 x Installation is complete, so it is time to boot into your new system.
 x Make sure to remove the installation media (CD-ROM, floppies), so
 x that you boot into the new system rather than restarting the
 x installation.
 x
mx <Go Back> <Continue> 

----------------------------------
リブートされる。
Finishing the installation
k
  84%
x
 Gathering information for installation report...


x [12103.662308] Restarting system.
----------------------------------


ここで、玄箱PRO のNANDフラッシュメモリから起動をまだしてしまうので、
起動前のU-BOOTによって、Debian をインストールしたディスクから起動出来る様に、
U-BOOTの環境変数を変えておく必要がある。

--------------------------------
Debian が立ち上がるまで
Orion1 CPU = Low

=== KURO U-Boot. ===
** LOADER **
** KUROBOX BOARD: KURO_BOX LE (CFG_ENV_ADDR=fffff000)


U-Boot 1.1.1 (Apr 10 2007 - 18:10:08) Marvell version: 1.12.1 - TINY
・・・
   (略)
       ・・・
<<stop_sound>>
## Booting image at 00100000 ...
Image Name: Debian kernel
Created: 2012-04-18 3:04:21 UTC
Image Type: ARM Linux Kernel Image (uncompressed)
Data Size: 1316220 Bytes = 1.3 MB
Load Address: 00008000
Entry Point: 00008000
Verifying Checksum ... OK
OK
## Loading Ramdisk Image at 02000000 ...
Image Name: Debian ramdisk
Created: 2012-04-18 3:04:21 UTC
Image Type: ARM Linux RAMDisk Image (gzip compressed)
Data Size: 2344021 Bytes = 2.2 MB
Load Address: 00000000
Entry Point: 00000000
Verifying Checksum ... OK

Starting kernel ...

・・・
   (略)
       ・・・

Debian GNU/Linux 6.0 debian ttyS0

debian login:

-----------------------------------------------------------------// これでDebian のインストールが完了したことが分かる。

 

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玄箱PRO(KUROBOX-PRO)のtftpboot による初期化

玄箱PRO の調べ物

前回の続き、にもなるのですが、
玄箱PRO の初期化をTFTPプロトコルの仕組みより行ってみました。
TFTPとは、ネットワーク上のブートイメージから起動するなどに用いられているプロトコルで、
ファイルのやり取りが出来ます。

(追伸になりますが、Debian もTFTPブートでインストールできます!詳しくは後のブログ
[玄箱PRO にDebian squeeze(6系)をtftpboot コマンドよりインストールしてみた。]をご覧下さい!)

玄箱PRO(KUROBOX-PRO)公式にはかなり難解にも思える玄箱PRO とPC の
NIC(ネットワークインターフェースカード)に対してのLAN ケーブルの1対1の直付けであったのを
改善して、ルーター環境で接続できる様にして行いました。

今回はその経緯を書き記します。

まず、玄箱PRO 公式にある、マニュアル通りにしようと思うと、実は玄箱PRO とTFTPサーバーを、
交互に手動操作しなければいけないという落とし穴があり、とてもやりにくかったので説明を残します。

その落とし穴は、玄箱PRO は電源がON にならないと、相手側のNIC が能動状態にならず、
NICが能動状態でない場合はFTPサーバーのソフト側で、どのネットワークを選ぶかの選択ができないのです。

つまり、TFTPのサーバは、ネットワークが無いと、サーバーとしての設定が有効にならず、
動かすことが出来ないのです。
失敗を繰り返したり、玄箱PRO のTFTPクライアント が有効になった時に、
PC側のTFTPサーバーが動いていない状況などを繰り貸していると、とても作業効率が落ち、
面倒であり、何度も繰り返していると何をしているか分かりにくくなり時間の無駄使いです。

少なくともLAN接続に対して、スイッチングハブや、ハブがあればいいのですが、
それが無い人は、大体はルーターは持っていると思うので、ルーターが仲介すれば、
TFTPサーバーを能動状態に常にさせておくことが可能に成ります。

ハブやスイッチングハブ、ルーターがある環境としての、
必要な設定や準備などをまとめておきます。

1.TFTPサーバーソフトの準備
必要なソフトウェアは、私の場合は、Windows 環境が主体であった為、
Windows 上で動くTFTPサーバーソフト、Tftpd32 もしくは、Poor TFTP Server for WIN32
を用いました、どちらでも動きました。

今回はTFTPサーバー としてしか用いませんが、Tftpd32 の方がとても高機能です。
単純にすぐ使いたいのならばPoor TFTP Server for WIN32 を使えば良いです、
私はなんとなく前者のTftpd32方が好きなので用いています、アクセスの制限方法なども
選べます。

そして、玄箱PRO 公式の玄人志向から、
【ファームウェア(NAND型フラッシュメモリ)初期化方法F/W1.02】
ファームウェア書き換えキットと手順のダウンロード(ZIPファイル:20.2MB)
をダウンロードして、中から、initrd.buffalo と、uImage.buffalo を取り出し、
それを上記のTftpd32 か、Poor TFTP Server for WIN32 で設定した
公開するファイルを置くフォルダに入れて下さい。

2.IPアドレスの設定
まずネットワーク上でTFTPサーバー が動くPC と、玄箱PRO が同一のネットワーク上で、
お互いが見える状態でなければいけません。

つまり、例えば、192.○○○.△△△.0 /24 のネットワークなら、
例えば、同じ192.○○○.△△△.1 と192.○○○.△△△.2 は、通信できますが、
192.○○○.△△△.1 と192.○○○.■■■.2 はアドレスが違うので情報が届きません、
当たり前の事ですが、同一のネットワークにします。

次に、私の場合は、ルーター の固定DHCP の機能を用いて、
玄箱PRO の持つMACアドレス を判断し、常に固定された1つのIP を取得するように、
ルーターでも設定されているので、特に玄箱PRO と、PCのIP設定で、
固定化してDHCP を使う必要は特にありませんが、
しかし、どちらにしても、玄箱PRO がTFTPクライアント として機能するときに、
相手のTFTPサーバー を指定しなければいけないので、
もし、PCのIPが変わってしまうと思う人は、PCのIPを一時的にでも固定のものを
指定して設定しておいて下さい。

WindowsPC の方はネットワーク接続の指定した接続のプロパティから、インターネットプロトコル(TCP/IP)を
固定的に指定しておいて下さい、これは知っている物として特に詳しく書きません。

勿論、玄箱PRO 側の設定も、固定的に設定しておく必要があります。
玄箱は、ブート時、カウントダウンの2度目でエンターキーなどを押して、止め、
以下を自分の環境に合わせて入力します、これを設定の参考にして下さい。

まず、これはU-BOOT 時の環境設定コマンド、setenv によって設定を変える例です。
U-BOOT のコマンドは慣れないと、とても分かりにくいです、しかも資料は
英語であったり、そしてそして、メーカーによってコマンドの量も、そして独自の実行ファイルも
作れる様なので、本当に慣れないとややこしいです。

コマンドの詳細については、前回のブログから、コマンドなどが載っている資料のPDF などを探って下さい。

今回、IP について固定しているのは、
TFTPクライアント側、つまり自身である玄箱PROがsetenv ipaddr 192.168.■.△で、
TFTPサーバー側、つまりPC がsetenv serverip 192.168.■.☆のアドレス設定です。
この2行がIPアドレスを固定する為に実行しているコマンドです。
他のコマンド、例えばsetenv loads_echo 0 などもNIC を指定しているので必要です、
しかし、デフォルトで記述されていると思います、一応ですが書いてあります、参考にして下さい。

緑のsetenv 00:16:01:xx:xx:xxの部分は、自分のMACアドレスを指定します、
ネットワーク上で使う場合はここに記述する様です、私の場合はルーターの固定DHCPで使うので
記述しています、ルーターで固定しても、U-BOOTのsetenv コマンドで指定しても、
私の環境では同一のIPアドレスを玄箱PRO に割り振れるので、このままMAC アドレスを
入れたままにしていますが、必要ない場合にはカットして下さい。

setenv loads_echo 0
setenv ipaddr 192.168.■.△
setenv serverip 192.168.■.☆

setenv rootpath /nfs/arm
setenv stdin serial
setenv stdout serial
setenv stderr serial
setenv cpuName 926
setenv CASset min
setenv enaMonExt no
setenv enaFlashBuf yes
setenv enaCpuStream no
setenv MALLOC_len 4
setenv ethprime egiga0
setenv bootargs_end :::DB88FXX81:eth0:none
setenv buffalo_ver BOOTVER=1.091
setenv build_time 18:10:02
setenv initrd initrd.buffalo
setenv kernel uImage.buffalo
setenv bootargs_base console=ttyS0,115200
setenv bootargs_root root=/dev/mtdblock2 rw panic=5
setenv bootargs $(bootargs_base) $(bootargs_root) $(buffalo_ver)
setenv nand_uImage_offset 20000
setenv default_kernel_addr 0x00100000
setenv default_initrd_addr 0x02000000
setenv bootcmd 'nboot $(default_kernel_addr) 0 $(nand_uImage_offset) ;setenv bootargs $(bootargs_base) $(bootargs_root) $(buffalo_ver); bootm $(default_kernel_addr)'

setenv nand_boot yes
setenv bootdelay 3
setenv disaMvPnp no
setenv overEthAddr no
setenv usb0Mode host
setenv usb1Mode host
setenv ethact egiga0
setenv tftp_load_kernel tftp $(default_kernel_addr) $(kernel)
setenv tftp_load_initrd tftp $(default_initrd_addr) $(initrd)
setenv set_boot_args setenv bootargs $(bootargs_base) $(bootargs_root) initrd=0x02000040,20M $(buffalo_ver)
setenv def_tftp '$(tftp_load_kernel); $(tftp_load_initrd); $(set_boot_args); bootm $(default_kernel_addr) $(default_initrd_addr)'

setenv 00:16:01:xx:xx:xx
saveenv

実はU-BOOT のコマンドによって、指定された環境変数を用いてコマンドを実行するという設計を
している様なのですが、どうも私の玄箱PRO では動かないです。

ネットを調べていると、ハードウェアが壊れているのではないか?という説がある様です。

しかし、TFTPブートの初期設定が、どの環境変数を使っているかの本当の所が分からないので、
手動でtftpboot コマンドを使って起動する事にします。

また、TFTPブートは、U-BOOT 起動時のはじめのカウントダウンの時に、エンターキーなどを押すと、
ビープ音とエラーの赤いLED 点滅と共に起動する起動方法です、ビープ音は玄箱PRO の電源ボタンを、
短く1度押すだけで消えます、しかし今回は使わない(私の場合はどうも動かなかった)ので、
2度目のカウントダウンからU-BOOT の起動をかけて、そこから手動で起動します。

さて、手動ということですが、普通に引数無しでfttpクライアントであるコマンド、tftpboot コマンドを
使いたいのですが、引数無しだとやはり、1度目のブートの様に、何らかの理由で正常に環境変数を拾って
実行してくれないので、完全に引数も手動で行って実行します。

IPアドレスの解決だけはしっかり終わらせて確認しておいて下さい。

3.TFTPでのイメージ取得と実行
では、実際にPC側でTFTPサーバーを起動した後に、玄箱PRO の2度目のカウントダウンより、
tftpboot コマンドを打ち込み、イメージを読み込みます。

実は、玄箱PRO 標準で入力されている環境変数をprintenv で確認すると、
setenv def_tftp '$(tftp_load_kernel); $(tftp_load_initrd); $(set_boot_args); bootm $(default_kernel_addr) $(default_initrd_addr)'
などの様に、太線と分かりやすく記述しましたが、これには訳があります。

これらは、例えばコマンドを実行するときに、環境変数から環境変数を参照する様な書き方がされています。

分かりにくいので例えば、
setenv tftp_load_kernel tftp $(default_kernel_addr) $(kernel)
は、
環境変数の中に、default_kernel_addrと、kernelという環境変数を指定しています。

これは実際の値を見てみると、
default_kernel_addr は0x00100000
kernel はuImage.buffalo
になります。

つまり、
setenv tftp_load_kernel tftp $(default_kernel_addr) $(kernel) は
setenv tftp_load_kernel tftp 0x00100000 uImage.buffalo で、
tftp_load_kernel に、tftp 0x00100000 uImage.buffalo を実行時に与えていることになります。

そうやって見ていくと、
setenv def_tftp '$(tftp_load_kernel); $(tftp_load_initrd); $(set_boot_args); bootm $(default_kernel_addr) $(default_initrd_addr)' は
少し長いので改行やスペースを入れますが
setenv
     tftp $(default_kernel_addr) $(kernel);
     
tftp $(default_initrd_addr) $(initrd);
     
setenv bootargs $(bootargs_base) $(bootargs_root) initrd=0x02000040,20M $(buffalo_ver);
     
bootm 0x00100000 0x02000000;
となり、これらをもう少し、実行時に必要に置き換えられる環境変数のみ完全に置き換えてみると、
setenv
     tftpboot 0x00100000 uImage.buffalo;

     tftpboot 0x02000000 initrd.buffalo;
     setenv bootargs $(bootargs_base) $(bootargs_root) initrd=0x02000040,20M $(buffalo_ver);
     bootm 0x00100000 0x02000000;

つまり、tftpboot を行いたい時、
デフォルトで行っているのは、
上記のコマンドということに成ると思います。

なので、tftpboot でしたいことは、
     tftpboot 0x00100000 uImage.buffalo;
     tftpboot 0x02000000 initrd.buffalo;

になり、
つまりは、各メモリの場所に初期化インストーラーのイメージと、ファームウェアのイメージを
配置していることになります。

そして
     setenv bootargs $(bootargs_base) $(bootargs_root) initrd=0x02000040,20M $(buffalo_ver);
で実行すると環境変数も変えてしまっていますが、私の場合は、
     setenv bootargs $(bootargs_base) $(bootargs_root) $(buffalo_ver);
となっていますから、これを実行して、saveenvを行えば、環境変数は再起動しても
元に戻らず、保存されてしまいます。
setenv def_tftp の中でsetenv をした後に、saveenvをしていないので、この場合は再起動すると
元の設定値に戻ることになります。

つまり、この前のftpboot コマンドで取得したイメージを、次のbootm コマンドで実行する前に、
環境変数によって環境を一時的に変えたいのでしょう。

最後に、その、bootm コマンドで、メモリ上に保存したイメージが保管されているアドレスを与えて、
インストーラーを実行します。

     bootm 0x00100000 0x02000000;

さて、今説明したのは、setenv def_tftpの説明でした。
しかし実は、これこそが、U-BOOT の初期化プロセスだったのです。

つまり、今回、玄箱PRO のアドレス割り当てをU-BOOT から行って再起動後の
2度目のカウントダウンから再びU-BOOT に入ったら、

tftpboot 0x00100000 uImage.buffalo;
tftpboot 0x02000000 initrd.buffalo;
setenv bootargs $(bootargs_base) $(bootargs_root) initrd=0x02000040,20M $(buffalo_ver);
bootm 0x00100000 0x02000000;



をシリアルコンソールから打ち込めばアップデートは終了します。
Windows 標準のハイパーターミナルであれば、「ホストに貼り付け」という方法でコピーすれば
打ち込む必要も無かったです。

最後に私の場合は、Windows 標準のターミナルからの接続設定を残します。
ポートの設定
ビット/秒:115200
データ ビット:8
パリティ:なし
ストップ ビット:1
フロー制御:なし


次回(その次回はこちら)は、TFTPよりインストールが成功したdebian squeeze についてのメモを載せようと思います。


以上、今回はファームウェアアップデート作業のメモでした。

                                                      お粗末<_ _>

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玄箱(KUROBOX-PRO) のU-BOOT の仕組みを調べてみた

玄箱PRO の調べ物

 玄箱PRO(KUROBOX-PRO) の初期化がしたくて、調べ物をした。
 結局初期化がうまくいかず、それ以前に玄箱PROの仕組みがよく分からなかったので
 やはり動かすだけでなく、仕組みを理解して動かそうと思い、再び調べなおしたときのメモ。

☆U-BOOTわかったことと、調べたこと

 ○U-BOOTというのは、組み込み機器向けに提供されていて、オープンソースであり、
 ブートローダー(GRUB)とBIOSの機能を持っ た、メモリ上に展開するOSで玄箱は動き、
 そのU-BOOTというのがNOR Flash 256KB に当たるということ。

  参考:Wikpedia Das U-Boot
     :玄箱PRO についてくるCD にある製品仕様書フォルダにある「製品仕様書.doc」

  また、英語のサイトで英語の説明やCD イメージなどを見つけました。

  参考:NAS-Central Main Wiki (en)(総合案内っぽいページ)
     :buffalo.nas-central.org downloads(KBPro_ARM9 のダウンロード用ページ)

 ○U-BOOTのコマンドについて
 全くわかりにくいU-BOOTのコマンドについて調べてみた。

   参考:U-Boot.jp(ドメイン名では ない・・・)
        ↑ここのダウンロードに はコマンドの日本語マニュアルがあり ました、これが無ければコマンドの
       使い方は分からないでしょう。

 ・(一応)U-BOOTの操作はBashシェルと同等のコマンドが一部使える、googleでネット検索していたら、
 メディアラボ株式会社という会社の製品マニュアルを見つけ たが、U-BOOTを採用している製品で
 ARMプロセッサを使っている玄箱とよく似た製品で案外参考になっている。
 具体的に何が参考になったかは、たとえばコマンドの意味、引数の意味、環境変数の意味などが、
 玄箱PROについているものだけでは意味が理解できない! しかし、これらの事の意味を、
 多少違う環境や対応しているコマンドの違いもありそうだが、かなり参考になった!

  参考:U-BOOT ユーザーマニュアル 対応ボード TB0287MINIITX+xxx????DIMMなど (1)
         ↑こっちのマニュアルはコマンドやU-BOOTの概要説明がよかった
     :U-BOOT ユーザーマニュアル ARM319(TB0319) (2)
         ↑こっちのマニュアルは開発やイメージをマウントする取り扱いがよかった
     :FTP ディレクトリ ftp://ftp.mlb.co.jp/pub/u-boot/

  私はメディアラボの回し者じゃありませんw 多分、参考になったと思うなら同社さんページを
  見てあげれば良いかなと・・・w 

  また、同社の英語サイトの方もいっぱい「UBoot」の文字で調べると
  とても沢山資料が出てきます^^;  ありすぎて選べなかったので、とりあえずメモです。

  参考:DULG
     :Das U-Boot -- the Universal Boot Loader

 

 

 

・コマンドと環境変数と環境変数の設定コマンドによる内容は後日、このページの追伸でということで。

 

     とりあえずメモは途中ですが、一旦凍結ということで<_ _>

- - - - - - - - - - - - -
さて、やっと続きです。が、それは次のブログでU-BOOT のtftpboot を使った初期化として、
乗せたいと思います。

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